IBクルーブログ 日々奮闘するIBクルーの日常をご紹介!

0から1を生む人
2024年、早くもひと月が経ちました。

いやとにかくですね...、元旦早々の地震に始まり、
航空機事故、大御所芸人やサッカー選手の醜聞等々、
ヘッドラインを二度見するレベルのニュースが
乱発しまくりのとんでもない1ヵ月でしたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。


***


様々な大きいニュースがありましたが、個人的に
一番衝撃だったのが例の漫画原作ドラマの一件です。
原作者の方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、
自分の仕事や興味と重ねて色々と考えさせられました。

この一件は、ドラマの制作の事前段階において、
漫画原作者から強い要望があったにも関わらず、
その意向をドラマ制作側がスルーをして業務を進め、
最後は原作者が自ら脚本を書く事態となりました。

我々の仕事に置き換えれば、住宅会社の担当の方が
広告会社からデータを引き揚げ、自らコピーを書き、
Macで版下データ作ってるような状況と同じですから、
あってはならない異常事態となっていたわけです。

一体、何故そんなことになったのでしょうか?


***


件のドラマ制作は下記の通りに進めれていたようです。
¬―――――――――――――――――――――――――
原作者 ⇔ 出版社窓口 ⇔ プロデューサー ⇔ 脚本家
―――――――――――――――――――――――――
原作者と脚本家が直接対面で話すことなく進められ、
原作者の要望が無視された原稿が、原作者宛に何度も
上がっていたとのこと。上記業務ラインのどこかで
意図的に何らかの指示が出されていたのでしょう。

『プロデューサーと脚本家が
原作者の要望を知りながら勝手に改変した』

『原作者の要望が、出版社とTV局の間で
ビジネス的に折り合わず、要望と違う条件で
出版社とプロデューサーが裏で妥結していた』

巷では勝手な憶測が飛び交っていますが、
常に中心にいるのはプロデューサーなんですよね。
脚本家にどう指示したか。出版社とどう握ったか。
すべてはプロデューサーです。

間違いなく言えることは、あまりにも
原作者が軽んじられているということです。
「原作者は使用許可を出した時点で用済み」という
本心を隠そうともしないのが正直キツいですね。

0から1を生む者と、1を10にする者、
この2者の価値は等しく扱われるべきだと
自分は思っていたのですが、現実は違うようです。


***


このニュースは、色々と考えさせられた一件でした。
仕事上、常に「作る人」とお付き合いしますし、
素材等で色んな創作者の力をお借りする時もあります。
自分は作り手の方にも寄り沿って仕事したいですね。
顧客に対する時と同等の誠実な対応を心掛けたいです。

現在の日本は、世界で最も創作力に優れた国ですが、
AIの台頭など、創作活動の将来を不安視する人もいます。
日本はもっと「0から1を生む人」を大事にしないと、
今後そういう人が出て来なくなって、やがては
何も創り出せない国になってしまうかもしれません。

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ステマ規制はじまる
15年ぶりに7兆円を超えた昨年の日本の広告費。
しかし、その内訳は15年前と大きく様変わりしています。
15年前には8.6%だったネット広告は43.5%と4割を超え、
マスコミ四媒体(新聞・雑誌・ラジオ・TV)は50.9%から33.8%へ、
プロモーションメディアは39.7%から22.7%となっています。
もはやインターネットは広告メディアの主役に躍り出ました。

そんな中、2023年10月1日から改正景品表示法が施行され、
ステルスマーケティング=いわゆる「ステマ」行為が
広告・宣伝活動上の規制対象となりました。
ステマとは、事業者から依頼された広告であるにもかかわらず、
広告であることを隠して広告する行為です。

このステマ規制の解説で、例として大きく取り上げられているのが、
インフルエンサーによるSNS等を使った口コミマーケティングです。
ネット広告時代において、ステマと聞いて多くの人がイメージする
最も分かりやすい例だからでしょう。

ここでの注意点は、「広告」「PR」と入れればOKではないということ。
消費者が明確に広告と認識できるかどうかを広告全体で判断されます。
つまり、ものすごく小さい文字で「広告」と入れていたり、
大量のハッシュタグの中に「#PR」と埋め込まれている場合など、
消費者が広告と気づきにくいと判断される場合はアウトです。

ステマ規制の背景には、ECサイトやグルメサイトの
不正レビュー問題があると言われています。ネット時代になって
広告手法も変化しており、事業主側が発信するセールス広告よりも、
第三者レビューなどの直接的に消費者に刺さる手法へ変化しています。
ステマ規制は、ネット広告時代に対応する新規制と言えます。

不動産広告業界ではインフルエンサーやレビューサイトを使った
広告機会は多くはありませんが、全く無いこともありません。
入居者の声や第三者評価という素材を使った広告もあります。
しっかりと知識を持って広告提案や制作をしていきたいと思います。

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「文字思考」と「絵図思考」

人が初めて見聞きした事を理解する時、

大きく分けて2つの思考タイプに分かれます。

それが、「文字思考」「絵図思考」です。

 

※この言葉は私が勝手に付けたもので、

こうした専門用語があるわけではありません。

 

あなたはどちらのタイプでしょうか?

 

 

 

■「絵図思考」の人

 

自分はこっちのタイプです。

企画書や広告コピーなど、漠然としたイメージを

テキスト化してアウトプットする業務が多いので、

私を知る人は意外に思うかもですが、私の脳内は

「絵図思考」の典型的なタイプです。

 

「絵図思考」の人は、テキストの初期情報をそのまま、

一度見聞きしただけでは、深く理解が出来ません。

したがって一旦「図示化」します。頭の中で描いたり、

紙に図形を書いて、情報や議事を可視化してから、

ようやく深く考える工程を始められるタイプです。

 

数字については、数字情報としてより絵図情報として

強く受け取ってしまうので、別の数字を見た時に、即座に

「高い、安い」と、数字的判断ができなかったりします。

 

打合せだと、まず最初はしゃべりません。

発言を聞きながら頭の中で図示化をして整理しています。

整理ができてから、ようやく発言するのがこのタイプ。

 

このタイプは、報告書でも企画書でもデザインでも、

完成形が可視化されるほど、モチベーションが刺激され、

思考速度が高まります。このタイプが仕事を早く進めるには、

ラフで構わないので、まずは初動の文字情報を図示して、

思考を少しでも見える化していくことがポイントです。

 

 

 

■「文字思考」の人

 

こんな話があります。

プロ棋士が手筋を読む時は、脳内に将棋盤を

思い浮かべて、脳内で駒を動かしているそうです。

これは言わば、高度な「絵図思考」です。

 

一方で、多くのプロ棋士が「理解できない」と

口を揃える独特の読み方をする棋士がいます。

それが、棋界を席巻するあの藤井聡太七冠。

彼は『符号読み』という特殊な読みをするそうです。

 

『符号読み』とは、「4六銀、2二飛」など、

文字と数字で表す棋譜の符号をそのまま

脳で処理しながら手筋を読んでいるとのこと。

「文字思考」の究極形が藤井七冠かもしれません。

 

いきなり頂上レベルの話で説明してしまいましたが、

とにかく「文字思考」の人は、文字&数字情報を、

直接的に脳で処理しながら物事を理解できます。

会議レジュメを作るのも早いし、議事録出力も早い。

報告書も早い。会議序盤から発言が多い人もこのタイプ。

 

数字にも強く、数字を明確に数字情報として覚えて、

別の数字を見た時に瞬時に比較判断できる人です。

 

 

 

*****

 

 

■まとめ

 

それぞれのタイプの人が、自分の長所を最大限活かせる

業務だけ出来ればよいですが、時には苦手な業務も

見様見真似で踏ん張らなければならない時もあります。

 

そんな中でも、互いの長所短所を理解し、役割分担し、

苦手パートのやり方を、互いに参考にし合って取り入れ、

互いの歯車を組み合わせながら、どんな状況になっても、

最大効率を維持して業務を回していけるとよいですね。

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購入者インタビュー

最近、住宅購入者のインタビューをする機会が多く、

今期でいうと、これまで12家族分の取材を行いました。

 

シングルの方、DINKS夫婦、奥様が妊娠中のご夫婦、

乳幼児の子育てに奮闘する共働きの若いご夫婦、

育ち盛りのお子様2人がいる4人家族、シニアご夫婦と様々。

マンションと戸建て、都心と郊外と、状況も様々です。

 

この購入者インタビューですが、広告の企画者としては、

本当に有意義な機会をいただいていると思っています。

何故ならば、広告の「回答」が聞ける機会だからです。

 

私どもは住宅の広告会社として、商品メリットを分析し、

市場内のターゲット属性やニーズ、購入モチベーションを想定して、

伝わる表現や言葉を吟味し広告版面に反映しています。

 

その想像上のユーザーだった家族に直接会えるうえに、

ユーザーマインドを想像しながら考えた広告表現に関して、

直接「回答」が聞けるという・・・もうこれご褒美ですね。

考えた結果を回収できて、仕事がすっきり締まります。

さらには、他の提案に活かせる資産となります。

 

当然ながら土日の実施が多く、休日出勤となりますが、

今後も機会をいただける限り、行っていきたいですね。

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アスリートの「言葉力」。

羽生結弦選手が現役引退とプロ転向を表明しました。

フィギュアスケートの一つの時代が終わりましたね。

 

羽生選手といえば印象深いのは、「言葉の力」です。

 

例えば今回でも「引退表明」ではなく「決意表明」であり、

「現役引退しプロ選手として戦っていく」とのことで、

"終わり"ではなく、"新しいステージへの挑戦"という意味を

相当に意識して伝えようとしている印象を受けました。

それでもメディアは「羽生結弦、引退!」となるわけですが、

これこそが羽生選手特有の言葉によるブランディングと

モチベーションマネジメントなのだと思います。

 

 

***

 

 

過去の羽生選手の言葉で印象的だったのは、平昌五輪で

金メダル獲得後のインタビューで、当時話題になっていた

ジャンプ採点の変更について質問を受けた時の発言です。

技術と芸術のバランスについて語っています。

 

『芸術は明らかに正しい技術、徹底された基礎によって

裏付けされた表現力、芸術であって、それが足りないと

芸術にはならないと僕は思っています』

 

『僕は難しいジャンプを跳びつつ、それがあるからこそ

芸術が成り立っているんだなというようなジャンプを

これからもしていきたい』

 

つまり、《技術は目的でなく、あくまで芸術の手段》

と言ったのです。当時、この発言には唸りましたね。

フィギュアというスポーツの視点でも唸りましたし、

これは日頃仕事で目にしているデザインについても

言えることだと思ったのを覚えています。

 

羽生結弦選手、演技の美しさ、競技能力はもちろん、

本当に言葉の力に長けた選手でした。

プロ転向後の舞台でも、さらなる活躍を楽しみにしています。



***

 

 

過去ではイチロー、中田英寿、今では井上尚弥など、

世界レベルで戦うアスリート達は皆一様に、

自分の言葉を持ち、伝えるスキルを持っています。

 

全く別の世界にいる次元の違う人たちではありますが、

「言葉で伝える」というのは仕事柄、または個人的趣味で

非常に興味深く思っており、今後もアスリートたちの

言葉に注目していきたいと思っています。

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夏ですね!(困惑)

名古屋市中区、28

いや?もうすっかり夏ですね!

春はどこにいったんでしょうか。

 

この前の土日から一気に気温が急上昇し、

つい最近まで、軽く暖房入れたりしてたんですが、

先週末から思いっきり冷房モードに切り替え。

部屋に天井扇があるんですが、部屋があまりに蒸すので

回し始めました。いや本当もう夏ですよ。

 

というわけで、体感的に夏ですが、

今日は4月12日です。新しい期が始まったばかり。

人が変わり、ミッションが変わり、色んな変化に

対応すべく、デリケートに丁寧に業務を進めています。

 

密度が濃い日々が続く中で、いきなりのこの暑さ。

体調を崩さないように気を付けたいと思います。

みなさまもご自愛くださいませ。

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ビッグボス
昨年末からプロ野球界の話題を席巻している日本ハムファイターズの
「ビッグボス」新庄剛志新監督。

現役時代からド派手なパフォーマンスやコメントで有名でしたが、14年間の
バリ島生活から復帰した今も健在です。
その言動行動からなんとなく軽い印象を持たれていた方も多いはずでしょう。
自分もその一人でした。

しかし、新庄監督の様々なエピソードや野球に対する真摯な姿勢を伝える記事を読むたびに
彼に対する考え方が変わってきました。一番印象に残っているのはこのエピソードです。

昨年秋、新監督として日本ハムの秋キャンプに視察に行った際、選手がノックを受ける前に
新庄監督自らトンボがけをしていたそうです。

トンボがけというのは、グラウンドの土をトンボと呼ばれる器具を使って慣らす
グラウンド整備のことで、普通はノックを受ける選手がやりますが、その整備を
監督自ら行っていたわけです。
しかもトンボがけをしている監督を見て、慌てて変わろうとした若い選手達を制して
新庄ビッグボスはこう言ったそうです。

「トンボがけは監督やコーチがやるから君たちは練習の準備に集中しなさい」

さらに、この事について聞かれた新庄監督は記者にこう言いました。

「監督の仕事の一つは、選手を最高のパフォーマンスが出せるような環境を作ること。
監督がトンボがけするのは当たり前の事です」

目からウロコでした。
高校時代に野球部だった自分は、「トンボがけ=ノックを受ける選手がする」しか頭に無かったので
新庄監督のこのコメントに、目からウロコというか目が落ちました。今回のビッグボスブームの報道で、
新庄監督の表向きの印象とは違う本当の姿を知った方も多いと思いますが、自分にとっては
このエピソードで十分でした。新庄監督はものすごく野球に真摯に向き合ってきた方であると。


会社に置き換えるのであれば、部長や課長たちが部下の机まわりを整理整頓して拭き掃除をして、
「きれいにしたから業務に集中しよう」と言っているようなもので、
上司から部下へのすごいパフォーマンスですよね。

この、「トンボがけを選手にやらせない」というのは、新庄氏が選手時代に教わった
島野さんというコーチがそうしていたとのことで、自分が監督になって学んだ事を実践しているらしく、
ただの一時的なパフォーマンスではなく、素で沁みついている野球への真摯な想いが見て取れます。
新庄監督は昨年中盤に暗いニュースが多かった日本ハムの空気を一変させました。いやはやすごい存在です。
今シーズンの日本ハムを楽しみにしています。


P.S.
そういえば、ウチの社内にも「ビッグボス」という呼び名がとても似合う社員が1人います。
こう書くと、他の社員のみなさんは「ああ、あいつか」と分かるかと思いますが。

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メゾネットライフ
現在、メゾネットタイプの部屋に住んでいます。
いわゆる中2階的な空間がある間取りなわけですが、
人生で初めての生活体験でありました。

最初は、「暮らしてみると面倒くさくなって、
中2階は使わなくなって、倉庫化したりするのかも...」
などと思ったりもしましたが、住み始めて5か月経ち、
いい感じで在宅タイムを過ごせております。

中2階空間を寛いだり、寝たりする場所。
1階リビングを、朝の準備、夜の食事や軽い運動する場所
という感じにしています。
在宅時でも「ONとOFF」のモードがあると思いますが、
空間ではっきりとゾーニングされていて、自動的に
ONとOFFのメリハリが効いた過ごし方が出来る感じです。
こういう間取りの方が自分には合っている気がしました。

改めて「間取り」は、毎日の暮らしのリズムやスタイルを
つくるプラットフォームであることを再確認してる感じです。
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時代の変化を実感
新型コロナウイルス感染拡大から半年が経ちました。

どうやらこのウイルスは、一過性の災難ではなく、

インフルエンザと同様に「共存していくもの」として、

世の中に認識が広まりつつあるようです。


今春の自粛期間中に、学者や評論家をはじめとする

ペンを持つ仕事の方々が口々に、「時代の潮目」とか、

「アフターコロナはこうなる」などと書いていましたが、

すべてその通りになってきているようです。


自分も「テレワーク時代の住まい選び」というテーマで

広告企画を作って自粛期間明けから営業しましたが、

不動産業界は自粛真っ只中を除けば、テレワーク率は

それほど高くなく、「実際どうなの?」「そんな時代が

本当に来てるの?」という半信半疑なところもありました。


しかしプライベートを見ると、自分のSNSのフォロワーの

社会人の方は、今年からテレワークになった方が大変多く、

時代が変わった実感があります。大手、IT業界は多いですね。


自分が仕事している界隈でたまたま少ないだけで、

世の中的には大きな価値観のシフトが起きているという

認識を持って企画を考えたいなと思っています。

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大阪で半年
昨年11月に東京から大阪に異動となり、

大阪で暮らして半年が過ぎました。

南森町という駅が最寄のエリアに居を構えましたが、

全国でも指折りの天神橋筋商店街があり、並木通りの緑があり、

オフィス街でもあり、住居エリアでもあり、洗練さと賑わいと

穏やかさが同居したとても良い街だと思いました。


さらには大川という潤いゾーンにも近く、

朝の散歩にちょうどよいです。会社へも歩いて程よい距離にあり、

色々な要素が良いバランスの環境で日々過ごしています。


不動産広告の仕事をしているので、行く先々の土地の空気を

感じて、調べて、形にすることが基本業務となりますが、

自分が住む街をはじめ、この半年で担当した新しい街で、

そこに暮らす生活者の息づかいを覚えている最中です。

やっぱり新しい都市、新しい街というのはワクワクしますね。


大阪・関西も覚えれば、インターブレインズでまだ数人しか

達成していない「東・名・阪コンプリートマスター」となるので

(そんな称号も制度もありませんが(笑))頑張りたいと思います。
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