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春眠暁を覚えず
春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聞く
夜来風雨の声、花落つること知る多少


中学生の時必ず習う漢詩『春眠』です。
同じく春に関しての句と言いますと、清少納言の「春はあけぼの」も有名ですが、
私はこの心地よい陽気と、花粉症の鼻づまりで清少納言のように早起きができないので、
此方の句の方がなんとも人間臭く風情があるなと感じる今日この頃です。

さて、なぜいきなり孟浩然の「春眠」引用したかといいますと、
ちょうど都内の桜は満開を迎え、首都圏本部のある日本橋付近は
どこもピンク色の花びらがちらほら舞っているからでした。
整えられた街並みは、人工的に作られたソメイヨシノの完璧な美しさと相性が良く、
山桜のような荒々しい生命力とは違う、つ崩れてしまってもおかしくない怪しさは、
自然には持ちえないはかなさをよく感じられます。

しかし、都心では鶯の声というものはあまり聞こえて来ず、
先日小平の方に赴いた時、久方ぶりに子供の声と鶯のホーホケキョを耳にしました。
都心のビルにも植栽を多く取り入れる事が多くなった昨今、
やはりに人には自然をみて癒されることがあるのだなと感じます。

また、特にこのコロナ禍で郊外戸建てに移り住む人も増えてきました。
山の稜線に紫の雲が細くたなびく様や、
鶯の無き声で目が覚めるその感覚を人間が思い出すのも、そう遠くないのかもしれません。


営業 C.O

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